2007年12月18日

予定通り進むと思ってんのか?

F-22A_01

ロシア空軍司令官「Su50はF22をしのぐだろう」 (朝鮮日報)
【「ロシアのSu(スホーイ)50は米国のF22ラプターをしのぐ第5世代戦闘機になるだろう」
 これはロシア空軍のアレクサンドル・ゼリン司令官が15日、国営ロシア・ノーボスチ通信社とのインタビューで「第5世代戦闘機の設計が完了、戦闘機の原型製作準備に着手した」と明らかにした際の発言だ。同氏はまた、「2009年の初試験飛行と実戦配備を経て、10年以降は大量生産が可能」との見通しも語った。ロシアの第5世代戦闘機事業は今年10月、インドと共同開発協定が締結されてから本格化した。戦闘機専門メーカーのスホーイ社と、インドのヒンドゥースタン航空社が共同開発中で、製造はロシア極東の工業都市コムソモルスク・ナ・アムーレで進められている。
 Su50の特徴は、追加でエンジンを稼動させなくても超音速で巡航飛行する能力である「スーパークルーズ」と、敵のレーダー網にキャッチされない「ステルス」機能だ。最大速度はマッハ2.5だが、スーパークルーズ時でもマッハ1.8を出す。F22ラプターの最大速度はマッハ2.42、スーパークルーズ時はマッハ 1.72だ。ステルス機能の原理も違う。F22ラプターは機体に塗料を塗り、レーダー波を反射させることでステルス機能を発揮する。一方、Su50はレーダー波を吸収してしまう低温プラズマ膜を機体の周囲に形成する方式を採用している。F22ラプターと同じく、Su50もミサイル・燃料タンクなどを機体に内蔵している。もちろん、武器を外部に出せば、ステルス機能は期待できない】

 はあ?『2009年の初試験飛行と実戦配備を経て、10年以降は大量生産が可能』?この『10年』というのは2010年か?そんなの絶対に無理だろう。余りにも楽観的過ぎるぞ、この発言。
 通常の航空機開発では試作機を製作し、実際に飛行させて各種データを集めます。その集めたデータを分析して問題のある部分を洗い出し、必要な改良を加えた先行機、若しくは試験量産機を製作して更に飛行試験を行います。そこで問題が発生しなければ量産に移行できますが、問題が発生すれば再度改良を加えなければならない。既存技術・装備だけで設計・生産するのなら兎も角、先端技術テンコ盛りの機体の開発が順調に進む訳がない。現に近年の新鋭戦闘機の開発は、大抵計画通りには進んでいません。それなのに・・・・なんだこれは?
 2年後の初試験飛行の予定までは良しとしましょう。『原型製作準備に着手した』という事は、試作機の製作がこれからだという事になり、予定通り初試験飛行ができるのか怪しい部分もありますが、ロシアには今まで積み上げてきたノウハウがありますから、何とか予定に間に合わせる事が可能かもしれない。でも、同年中の『実戦配備を経て』というのは無理だろう。まともな試験飛行をしていない機体を実戦配備しても、配備した途端にバタバタと墜落しかねないぞ。それとも試験飛行を大幅に短縮できる様なデータを何処からかパクッてきたのか?

 しかし、記事に載っている「Su-50」の完成予想図?は笑えますよ。画像検索したら直ぐに見つかりました。それがこちら。

Su-50_01

 お尻がロシア風になっている他は「F-22ラプター」そのもの・・・・幾ら空気力学等を追及すると似た様なスタイルになるとはいえ、これは・・・・まさか、これが本当に「Su-50」なのか?
posted by SIG at 00:47| Comment(0) | TrackBack(1) | ニュース関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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