【群馬県大間々町の国道で2日午前、パトカーで任意同行中にナイフを出して暴れ、大間々署巡査部長(48)に拳銃で撃たれた男は、同日正午過ぎ、搬送先の同県桐生市の病院で死亡した。失血死とみられ、司法解剖して詳しい死因を調べる】
【斎藤秀樹同署次長は「亡くなった方の冥福(めいふく)をお祈りするが、適正な拳銃使用だったと考えている」と話している】
パトカー内で暴れた男に警官発砲し死亡 群馬・大間々 (朝日新聞)
【調べでは、2日朝、群馬県東村(勢多郡)で住居侵入事件があり、通報で駆けつけた巡査部長2人が、現場近くにいた今井容疑者に任意同行を求めた。パトカーの後部右側の座席に乗せて同署に向かう途中、今井容疑者が後部左側の座席にいた巡査部長に突然刃物で切り付けた。運転していた巡査部長が車外に降り、後部ドアを開けて「撃つぞ」と2回警告したが、従わなかったため、肩に向け1発発砲。なおも抵抗したため、さらに1発を発砲したという】
警官発砲し、男が死亡 任意同行中にナイフ持ち暴れる 群馬 (産経新聞)
【運転していた巡査部長がパトカーを止め、車外に出て後部ドアを開け「やめろ、撃つぞ」と警告したが、今井容疑者が「撃ってみろ」と言って後部座席の左隣にいた巡査部長にナイフで切りつけるような動作を続けたため、発砲したという。威嚇発砲はしなかった。
大間々署の斉藤秀樹次長は「巡査部長らは身体検査をしたが、ナイフは発見できなかった。拳銃使用は適正だったと考えている」としている】
昨日サイトでこのニュースを見た後、事件について書くか書かないか迷ったんですが、状況がいまいちハッキリしないので諦めました。諦めて良かったです、昨日の段階で書いていたら何か変な事を書いたかもしれません。
で、拳銃の使用については記事に書いてある状況から考えると止むを得ないでしょう、発砲の警告に「撃ってみろ」と反応しナイフを捨てなかったんですから。ただ、拳銃使用よりも大きな問題が2つ出てきてしまった。
第一、容疑者の身体検査に失敗した事。
第二、発砲により容疑者を死亡させた事。
身体検査でナイフを発見していれば発砲が必要になる可能性は殆ど無かった。例え容疑者がパトカー内で暴れたとしても取り押さえる可能性は高いし、公務執行妨害でそのまま逮捕する事もできる。身体検査の失敗が発砲に繋がっていますからこれは大きな問題です。
緊急性があったのだから警告後の威嚇射撃無での発砲は理解しましょう。ただ、容疑者を死亡させる発砲になったのは大問題ですよ。何しろ容疑者から話を聞く事ができなくなりましたからね。話が聞けないと任意同行が正しかったのかが怪しくなる。勿論指紋や足跡などの一致があれば住居侵入は証明できるし、パトカー内で暴れているんだから逮捕・拘禁する事に問題は無いんですが、動機・事件背景が分からなくなったのは痛いですよ。
ついでに言えばもう1つハッキリしない問題もある。「左肩」を狙って発砲、「2発」とも「左肩」に命中という警察発表を信用していいのか?
神奈川県警の「盗撮処分」を見ても判るように、警察は身内にかなり甘いです。又、警察に都合の悪い情報は隠したがるという癖もある。容疑者が死亡した事を考えると、この警察発表を信用していいのかという疑問が出てくる。
上記の問題について群馬県警がどう発表するのか?一寸注意しておく必要があるかもしれません。
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・警察側の人数の方が多いはずなので、警棒による制圧が出来なかったのか?
(警棒で突けば、そのスキに後部座席の警官が車外に出る事が出来る。)
・防刃チョッキ着用の筈だが、着ていなかったのか?
・事態が急迫している筈が、車を止め、車外に降りて拳銃を抜き、2回警告できるのは何故か?
・二発目の前にも警告したと主張しているが、付近住民の「連続して発砲音が聞こえた」と違っているのはなぜか?
・弾丸が腹部から摘出されており、本当に肩を撃ったのか?
・もし、撃った弾が肩から腹部に抜けたと考えた場合、手の届くような至近距離で撃ったのではないか?
・死亡した人の母親に対して、「しょうがないよね」と言い含めるような言葉をかけたのは何故か?
事件の後日談が以下のページにあります。
http://www.chunichi.co.jp/00/gnm/20050710/lcl_____gnm_____000.shtml
警察官が不祥事を起こした場合、何故か氏名が発表されない場合があります。
確かにこの事件は疑問となる部分が多すぎます。そしてその疑問に警察は明確な答えを出していない。これでは警察に対する不信が大きくなる。
群馬県警にはこの疑問の全てに答えて貰いたい。
新情報を元に新しい記事を書きましたので、こちらも読んでみてください。